Canal Field

沈ませない技術

背泳ぎで沈んでしまう原因は「上がろうとしすぎる」ことだった?

背泳ぎで「体が沈んでしまう」「なぜかまっすぐ進めない」と悩んでいる方へ。この動画では、“沈み”の根本的な原因と、それを解決するためのシンプルな考え方が紹介されています。

◆ 沈んでしまう本当の原因とは?

多くの人は「体が沈むのはキックや姿勢が悪いから」と思いがちです。しかし、動画で語られているのはその逆。

実は「上がろう」とする動きが、結果的に沈みを生んでいるのです。

たとえば、体の一部がふわっと10cm上がると、その後は重力の原理で20cm近く沈む。これは、船やボールの動きを例にとっても同じ。無理に上がろうとすればするほど、次の動作で大きく沈んでしまうという悪循環に陥ります。

◆ 沈みを防ぐための具体的な対策

動画で紹介されている解決法はシンプルです:

🔹 「上がらない泳ぎ」を意識する

  • 体が浮き上がる瞬間(例えば、手で水を強く押しすぎて体が持ち上がるような場面)を特定する
  • その**“上がりポイント”を排除**してあげることで、余計な沈みが発生しなくなる

🔹 チェックポイント

  • 耳が水面から出ている瞬間があるなら、そこは“上がっている”サイン
  • 強く蹴りすぎるキック、強く押しすぎるストロークも上がる原因になりやすい

◆ 結果、何が変わる?

  • 無駄な上下動がなくなり、水中での安定感が増す
  • 少ない力で楽に進めるようになる
  • 息切れしにくくなり、肩や腰への負担も減少

まとめ:新しいことを「足す」のではなく、今ある「無駄な動き」を見つけて引く

多くの人が、姿勢を直したり、キックを変えたりと新しいことを取り入れようとしますが、まず大事なのは「今の泳ぎの中にある“上がり”を見つけて、減らすこと」。

つまり、“上がろう”としない泳ぎが、結果的に沈まない泳ぎに繋がるというのが今回の大きなポイントです。


「背泳ぎがうまくいかない」「疲れやすい」と感じている方は、一度自分の泳ぎを見直して、「どこで上がっているか?」を観察してみてください。
それだけで、あなたの泳ぎは大きく変わるかもしれません。

上部へスクロール