-第二キックの攻略-
■この記事でわかること
- バタフライの第2キックを「どう捉えたらいいか」
- 正しいキックのタイミングやフォーム
- 実際の動きに沿ったキックの考え方
■よくある間違った認識
- **「第2キックを必ず強く蹴るべきだ」**という誤解
- 「第1キック=潜る/第2キック=浮かぶ」という固定観念
- 「蹴るタイミングは手の動きに合わせるべき」と決めつけてしまうこと
■僕の基本的なスタンス
まず大前提として、僕は第1キックだけでバタフライの泳ぎを作るっていう考え方をしています。
だから「第2キックはあってもなくてもいい」と思っていて、 蹴っちゃう人は蹴っていいし、蹴らない人はそれでいい。ただ、それが自分の泳ぎの中で自然かどうかが一番大事です。
■第2キックを意識するなら、うねりが超大事
ここで大事なのは、「うねり」です。
第1でも第2でも、自分のうねりの動きに沿ったキックじゃないと意味がないんですよね。
たとえば――
- 上半身が上がってきてるのに、足が先に上がっちゃうと、うねりがガタガタになる
- 逆に、足がちゃんと「下に向かってる」フェーズで軽く曲げてあげると、綺麗なうねりになる
■キックは「タイミング」じゃなくて「軌道」
よくあるのが、「手をかくタイミングで蹴る」とか、「腰が沈んだ瞬間に蹴る」といった教え方。でも、僕は**「うねりの軌道に沿って動く」ことが何より大切**だと思ってます。
■第2キックは「蹴る」じゃなくて「抑える」
大事なのでもう一度言いますが、第2キックは**「蹴る」より「抑える」**っていうイメージが近いです。
こんなイメージを持ってみてください
- 「ポーン!」と跳ね上がるんじゃなくて
- 「スーッ」とうねりの流れを保つために足を軽く下ろしていく感じ
これ、めちゃくちゃ泳ぎが楽になります。
■実際の動きと考え方のまとめ
- 第2キックは「どこで蹴るか」じゃなくて「どう動くか」
- キックの位置は「自分のうねりに合わせる」ことが最優先
- 膝から下がまだ下向きに動いているときに軽く曲げて抑える
- 上半身が上がるタイミングを邪魔しないように
最後に
バタフライって、2回足を思いっきり蹴るってだけで、めちゃくちゃ疲れる泳ぎになっちゃうんですよ。だから、なるべく無駄に筋肉を使わないために、特に第2キックは「抑える」意識で泳ぐ方が楽に泳げます。
もし自分の泳ぎが「第1キックだけでうねりができてる」なら、それでOKです。
でも「気がついたら第2キックしてる」って人は、それは自然に体がそう動いてるってことなので、あえて直す必要もないと思います。